日本民主法律家協会

法と民主主義

 「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。


法と民主主義2023年11月号【583号】(目次と記事)

●特集のリード(PDF) ●時評(PDF) ●ひろば(PDF)

特集●「原発と人権」人間・コミュニティの回復と原発のない社会をめざして
第6回全国研究・市民交流集会inふくしま
―― 事故から12年のいま(2023・9・2~9・3)より

◆特集にあたって ... 集会実行委員会/編集委員会・海部幸造
◆福島大学からの挨拶 ... 塩谷弘康

■第1部
◆記念講演:「ふくしま」と科学者の社会的責任 ―― 科学者・市民・政権 ... 広渡清吾
〈現場の声〉
◆ALPS処理水の海洋放出を受けて ... 柳内孝之
◆帰還困難地域の未来 ... 馬場 績
◆原発避難解除と小高のくらし
── コミュニティ再生には長い時間と復興予算がかかります ... 小林友子
◆区域外広域避難者のくらし ... 鴨下美和
◆継続する汚染と林業者の被害 ... 宗像幹一郎

■第2部
◆基調報告:12年を振り返って ... 吉村良一
〈パネルディスカッション〉
◆語られない被害は加害責任を減軽する ... 関 礼子
◆「復興」の現状と課題 ―― 避難と帰還、廃炉 ... 今野順夫
◆訴訟の動向と到達点 ... 米倉 勉
◆原発は発電と脱炭素の両方で経済合理性がない ... 明日香壽川
◆核兵器も原発もない社会をめざして ... 大久保賢一
◆「ノーモア原発公害!」をめざす宣言
◆福島第一原発からの「処理水」海洋放出に関する特別決議

■分科会報告
◆第1分科会:原発事故被害をなぜ記録するのか
── 人々が中心となる「復興」の条件を考える ... 清水奈名子
◆第2分科会:訴訟の現状・到達点とこれから ... 大坂恵里
◆第3分科会:核兵器と原発 ... 大熊政一
◆第4分科会:原発再稼働の危険性・問題 ... 菅波 完
◆第5分科会:メディアの相変異に対しジャーナリズムのあり方熱く ... 山中賢司
◆第6分科会:原発事故による分断をどうのりこえるか ... 成 元哲

◆司法をめぐる動き〈88〉
 ・辺野古訴訟最高裁判決の憲法原理上の問題点について ... 徳田博人
 ・9月の動き ... 司法制度委員会・町田伸一
◆連続企画●憲法9条実現のために(48)
 任期延長改憲と法律家6団体小冊子 ... 田中 隆
◆メディアウオッチ2023●《凪の政局》
 戦争をどう書くか、統一協会とは何か
 問われる立ち位置 メディアからネット情報と ... 丸山重威
◆とっておきの一枚 ─シリーズⅡ─〈№25〉
 「今、伝えるべきことを、今、伝える」 僕の背骨は新聞記者
  ... 丸山重威さん×佐藤むつみ
◆インフォメーション
 第53回司法制度研究集会のご案内
◆時評●安保三文書実行2年度となる24年度防衛予算概算要求 ... 井上正信
◆ひろば●国際人権法を活かそう ... 新倉 修

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相磯まつ江記念「法と民主主義賞」

 相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。

2023年 第19回「法と民主主義賞」
2022年 第18回「法と民主主義賞」
2021年 第17回「法と民主主義賞」
2020年 第16回「法と民主主義賞」
2019年 第15回「法と民主主義賞」
2018年 第14回「法と民主主義賞」
2017年 第13回「法と民主主義賞」

▶過去の法民賞はこちらから

その他の刊行物

「記録映画 日独裁判官物語」がDVDになりました!

復刻によせて

 このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
 この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
 この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。

2019年11月 日本民主法律家協会

記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫

●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞

頒価2000円

<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。


全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第4版 2004年8月10日発行

編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。


【参考】全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第5版 2010年12月10日発行

編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。