日本民主法律家協会

法と民主主義

 「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。


法と民主主義2023年10月号【582号】(目次と記事)

●特集のリード(PDF) ●時評(PDF) ●ひろば(PDF)

特集●平和外交こそ安全保障の基軸
―― 戦争回避の道を探る

◆特集にあたって ... 編集委員会・南 典男
◆東アジアの平和をどのように準備するか ... 君島東彦
◆アメリカと中国の安全保障政策と外交戦略 ... 孫崎 享
◆ASEANから学ぶべき「日本」 ... 飯島滋明
◆平和なアジアに向けた日本のミドルパワー外交 ... マイク・モチヅキ
【多様に展開する非政府平和外交】
◆なぜ沖縄県は地域外交を行うのか?
── 知事訪中とその反響から考える ... 小松 寛
◆市民外交にあたっての視点
── COLAPの活動とアジア緊張激化の原因 ... 笹本 潤
◆正念場を迎えた「与那国・自立ビジョン」
── 今こそ平和外交を基盤とした「国境政策」を ... 田里千代基
◆日中友好こそ、日本の最大の安全保障の一つだ ... 藤田高景
◆三菱マテリアル基金の平和事業 ... 森田太三

◆特別掲載●日本民主法律家協会第62回定時総会記念講演より
 ジェンダーをめぐる課題と法律家の役割 ... 浅倉むつ子
◆司法をめぐる動き〈87〉
 ・布川事件・櫻井昌司さんが問い続けたもの ... 谷萩陽一
 ・7月/8月の動き ... 司法制度委員会・町田伸一
◆追悼・小田中聰樹先生 ... 新屋達之
◆連続企画●学術会議問題を考える(12)
 答申と新たな情報公開によって明らかになった、任命拒否をめぐる新事実
 ── 「外すべき者」の黒塗りが開示されて ... 米倉洋子
◆連続企画●憲法9条実現のために(47)
 石垣島視察の報告 ... 宮坂 浩
◆メディアウオッチ2023●《秋をむかえて》
 「戦争の危機」に「書かない責任」を問う
 「8月ジャーナリズム」にも課題 多い「伝えるべきこと」 ... 丸山重威
◆とっておきの一枚 ─シリーズⅡ─〈№24〉
 「ハイ、やります。私」 ... 亀井時子先生×佐藤むつみ
◆改憲動向レポート〈№53〉
 「憲法改正を実現したいという思いは、いささかも変わっておりません」と発言する
 岸田首相 ... 飯島滋明
◆インフォメーション
 日本民主法律家協会 第62回定時総会アピール
◆時評●「裁判官の判決行動」 ... 藤原精吾
◆ひろば●ことばと置き換え ... 佐々木光明

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相磯まつ江記念「法と民主主義賞」

 相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。

2023年 第19回「法と民主主義賞」
2022年 第18回「法と民主主義賞」
2021年 第17回「法と民主主義賞」
2020年 第16回「法と民主主義賞」
2019年 第15回「法と民主主義賞」
2018年 第14回「法と民主主義賞」
2017年 第13回「法と民主主義賞」

▶過去の法民賞はこちらから

その他の刊行物

「記録映画 日独裁判官物語」がDVDになりました!

復刻によせて

 このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
 この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
 この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。

2019年11月 日本民主法律家協会

記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫

●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞

頒価2000円

<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。


全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第4版 2004年8月10日発行

編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。


【参考】全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第5版 2010年12月10日発行

編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。