2007年01月10日

憎いし,苦痛! 「美しい国」

安倍政権発足が昨年の9月26日。それから8日後の10月4日、一通のメールに目が釘付けになった。
送信者は大山勇一弁護士(城北法律事務所)。
「●安倍新政権「美しい国」の本質を見たり!
  憎いし,苦痛! 「美しい国」
 (にくいしくつううつくしいくに)
  回文にすると物事の本質がよく分かります・・」
ウーン、みごと。してやられた。「にくいしくつう」の著作権は彼のものなのだ。
私の知っている限り、「憎いし,苦痛!」がマスコミに出たのはこれ以前にはない。週刊朝日も年明けの号で、「誰が言い出したやら」としている。
大山案をいただいたのは、日民協機関誌の「法と民主主義」12月号。編集後記に当たる「KAZE」の欄に、「回文・美しい国、憎いし苦痛」と大山さんにご登場いただいた。
本日の各紙が報ずるところでは、民主党は次の通常国会を「格差国会」として、この国の苦痛を論点とするという。「美しい国」の本質よ、暴かれよ。
なお、大山さんは回文の達人。靖国の上告趣意書ができたときは、
「くふうこらしかんせい,いいせんかしら,こうふく
(工夫凝らし完成。いい線かしら?幸福)」
と送ってきた。実にいい線行っている。
そのほかにも、
 ●激務の親王妃2人に何が・・・
 「うかつ! 紀子・雅子さま,こき使う」
 (うかつきこまさこさまこきつかう)
 ●安倍総理とタカ派議員の関係とは?
 「改憲・核武装」とうそぶく関係か!
 (かいけんかくぶそうとうそぶくかんけいか)
 ●話し合いではなく,核保持へ向かう中川政調会長の発言にNO!
 「駄目! 中川異端。対話が要(かなめ)だ」
 (だめなかがわいたんたいわがかなめだ)
 ● 活憲か改憲か? 議論百出する中で,膠着状態を突破せよ
 「活憲賛成! かっこいい国会戦,酸欠か?」
 (かつけんさんせいかっこいいこっかいせんさんけつか)
みごとなものだ。