No.44の記事

年賀状に見る、護憲の息吹。

たくさんの賀状をいただいた。年賀郵便、年賀メールも‥。ありがとうございます。

私の方はといえば、年賀状・暑中見舞いの類を出していない。だから、毎年いただく賀状は少なくなる。当然のこと。

私が最後に賀状を出したのは、最後に健康診断を受けたころだろうか。前の天皇が死んだころ‥。あれからずいぶんと久しい。

私が年賀状を出していたころには、昨年の反省や今年の抱負を書いた。自分の現状を報告し、新年の決意を述べた。個人的な努力で事態が切り開ける。そんな楽観があったように思う。いただく賀状も同様だった。

今年いただく賀状は、一様に暗い。憲法状況についての危機感が漂う。多くの人が、改憲の動きに神経を尖らせ、何とかしなくてはとの思いを募らせていることが感じられる。「危機」ではあるが、これだけ多くの人々が危機感を募らせ、何とかしなければならないと考えているのだ。護憲の決意が押し寄せ、励まされる。

「もはや新しい戦前」「1930年代に酷似」とも言われるが、戦後民主主義は、まだまだ大きな力量を秘めている。私も、その陣営の一人として、微力を尽くそう。