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伊藤和子のNYだより

第0011回 (2005/04/29)
NPT再検討会議で核・イラク・DUを語る-NGO企画イベントのご案内

 5月2日から約1ヶ月、被爆60年にあわせて国連本部で開催されるNPT再検討会議にあわせて、少なくとも、1000人以上の方々が日本から来られるとのこと。 この機会にNGOは多様な行動を企画していますの
で、今日はそのお知らせです。
(転送歓迎・是非ご参加される代表団の方、アメリカ在住の方に広めていただけると嬉しいです)
 NPT再検討会議初日の前日にあたる5月1日にセントラル・パークでは、世界の市長、被爆者の提唱により、「今こそ廃絶をabolition now」というピースラリーが開催されます。受け入れ側の核兵
器廃絶のNGO「abolition2000」の呼びかけに、全米最大の平和団体 united for
peace andjustice(昨年8月、共和党大会の直前の40万人NYデモを主催した団体)が答えて、共同開催することになり、NY市民に呼びかけています。
 イラク戦争反対で行動をしてきたこの全米最大の市民団体-united for peace
andjustice-は、核保有国の負う核軍縮義務(NPT6条)を無視して核開発を続ける一方で、非核保有国の「核疑惑」を口実にイラクを侵略し、平和を破壊しているアメリカの現状、年間900億ドルの核兵器関連予算が米国内の社会保障・教育予算を圧迫していること、など全ての悪循環の解決のために、初めて正面から「核兵器廃絶」をスローガンに掲げました。これはとても画期的なことです。これも、日本から被爆者の方を初め1000人を超す代表が来る、ということが大きなインパクトになっているようです。
 5/1ラリーの詳細はこちらでご覧いただけます。http://www.unitedforpeace.org/

 さて、この機会にあわせて、私も関わっています、劣化ウラン廃絶キャンペーンそしてイラク・ホープ・ネットワークでも、5月前半と中旬に以下のような企画を提案し、イラク戦争のもたらした現状を訴え、NYそして世界から集まる市民と語り合う機会をつくる予定です。
 5月上旬には、森住卓さん(フォト・ジャーナリスト)、鎌仲ひとみさん(映画「ヒバクシャ」監督)、佐藤真紀さん(日本国際ボランティアセンター)、中旬には高遠菜穂子さん(ボランティア)など、全期間とおして細井明美さん(バウネット・ジャパン)などがNYに来られます。
 上旬には、写真展のほか、イラク戦争から帰還し、劣化ウラン弾の被曝により重度の健康障害を負ったり、帰還後指のない赤ちゃんが誕生してしまったという兵士の方々(1人の方はサマワに一ヶ月滞在しただけで劣化ウラン被曝をされています)にお話をいただくワークショップ(詳細は以下のHP)、http://www.nydailynews.com/front/story/180333p-156685c.html
http://www.nydailynews.com/front/story/236934p-203326c.html

米元司法長官ラムゼー・クラーク氏主催のレセプション(クラーク氏が話をされます)、中旬にはイラクの写真展・絵画展をメインに企画しています。

日本では、急遽立ち上げたこの企画のために、たくさんの皆さんが一生懸命作業をして写真とイラクの子どもたちの絵をNYに続々と送ってくれている最中です(みなさんお疲れ様です)。アメリカの市民の方々も私たちの行動にたくさんの協力をしてくれています。

NYに集まられる日本の代表団の方、そして世界のお友達にお知らせいただけいただけると嬉しいです。では。

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5/3 午後6:30-

□歓迎レセプションとイラク写真・絵画展□

ペンタゴンの核使用にストップ!
アメリカは世界で唯一の核使用国
  そして今、劣化ウラン兵器を使用し続けている..
    核廃絶・劣化ウラン廃絶・日本を「戦争をする国」にしようとするアメリカのあらゆる行動にストップを

 ラムゼー・クラーク元米司法長官がNPT再検討会議日本代表団を招待してのレセプションです。
 日本でイラク支援に携わってきた劣化ウラン廃絶キャンペーンはこの企画にあたり、森住卓さんほかのイラクの写真、イラクの子どもたちの絵を展示します。
 展示会は5/18,19も同じ会場で開催されます(主催・イラク・ホープ・ネットワーク)。

 □プログラム□
 ラムゼー・クラーク氏の挨拶 
 劣化ウラン廃絶キャンペーンからの挨拶 
 ニュースクール・ユニバーシティ学部長の挨拶

 被爆者の方のスピーチ

 イラク報告--森住卓さん 

 イラク帰還兵たちの報告  
 ポイズン・ダスト(劣化ウランに関する映画)の上映(5分くらい)
 映画「ヒバクシャ」(鎌仲さんの映画)の上映(5分くらい) とスピーチ
 カク・ミチオ氏(核物理学者)交渉中  
  主催:インターナショナル・アクション・センター劣化ウラン廃絶キャンペーン

  協力 イラク・ホープ・ネットワーク
  会場 ニュースクール・ユニバーシティ 66West 12th St NY NY 1階展示会場及び中庭(12street just off 6th Ave マンハッタン)

5/3 □帰還兵と劣化ウラン廃絶キャンペーンのワークショップ□
 「Listen to the Voice from DU Victims -DU issues between US, Japan and
Iraq-」
場所 UN church center  12階・ドクター・ハマーショルド・ラウンジ(DHL)
住所 777 United nations Place NY NY,(44street 1avenue マンハッタン・国連の隣です)
時間2:00-4:00

 ・プレゼンテーション 「劣化ウラン廃絶キャンペーンについて」 伊藤和子
 ・目的   
 ・帰還米兵の紹介    ジェラルド・マシュー氏、ハーバート・リード氏、メリッサ・ステイリー氏ほか
 ・森住卓さんスピーチ
  佐藤真紀さん(日本国際ボランティアセンタ-) 帰還米兵の子どもとイラクの子どもたちとの交流&寄付の要請
  嘉指信雄さん(NODUヒロシマ・プロジェクト) 条約などの説明
 イラク帰還兵は、ニューヨークデイリーニュースなどにも登場した、ハーバート・リードさんと、ジェラルド・マシューさんが登場。

5月18日、19日  □イラク・写真・絵画展□

タイトル「Listen to the Voice from DU Victims -DU issues between US, Japan
 and  Iraq-」  

主催: イラク・ホープ・ネットワーク 協力 劣化ウラン廃絶キャンペーン

会場  ニュースクール・ユニバーシティ 66West 12th St NY NY 1階展示会場及び中庭(12street just off 6th
Ave マンハッタン)

企画  イラクの写真・絵画展 /ビデオ上映ほか

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