日本民主法律家協会

法と民主主義

 「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。


法と民主主義2025年7・8/9月号【600・601号】(目次と記事)

●企画にあたって(PDF) ●巻頭言(PDF)

創刊600号記念●
戦後80年 法と民主主義の今を問う

◆巻頭言・「戦後80年」と日民協の使命 ... 新倉 修

■第1部■「戦後80年」に法と民主主義を問う
◆「戦後80年と日本の法・法学」について ... 広渡清吾
◆「戦後80年」と日本の平和 ── 改憲をめぐる攻防に焦点をあてて ... 渡辺 治
◆戦後80年と日本の人権状況 ... 右崎正博
◆「戦後80年」沖縄の法と民主主義 ... 小林 武
◆ジェンダー平等と女性の人権の現在 ... 戒能民江
◆「戦後80年」、米軍撤収と東アジア平和の好機
── 朝鮮と日本を中心に ... 徐  勝

■第2部■「戦後80年」と学術の動向
◆「戦後80年」と歴史学 ... 加藤陽子
◆戦後80年目の民主主義 ... 宇野重規
◆「戦後80年」目の宗教と政治 ... 芦名定道
◆「戦後80年」と刑事司法 ... 松宮孝明
◆「戦後80年」と国家・行政
── 「六法」と行政訴訟の機能不全との関係を題材として ... 岡田正則
◆「戦後80年」と日本国憲法 ── その歴史的意義についての覚書 ... 小沢隆一

■第3部■「戦後80年」に想う日民協と私
◆日民協と私 ── 執行部と編集委員会の末席から ... 澤藤統一郎
◆「改憲動向レポート」と私 ... 飯島滋明
◆納税者の権利確立へ ... 浦野広明
◆3・11の原発事故から始まった私と日民協 ... 大江京子
◆戦後100年も日民協をよろしく ... 大山勇一
◆戦後80周年にたって、憲法・平和・民主主義・人権のための
 法律家運動についての私的考察 ... 小野寺利孝
◆日民協にドップリ20年 ... 海部幸造
◆裁判官経験者として日民協の活動に参加して ... 北澤貞男
◆「後ろ姿」「横顔」の宝庫の日民協を将来に繋げれば ... 北村 栄
◆日民協を支えた191名のインタビュー ... 佐藤むつみ
◆「翻弄される命─戦争」とcogito ... 佐々木光明
◆私の経験からこんな提案を ... 清水雅彦
◆戦中期に幼少であった者からの伝言 ... 田中輝和
◆「日本」「民主」法律家協会の機関誌六百号によせて ... 永山茂樹
◆「Think Globally,Act Locally」 ... 則武 透
◆消えた? 「独立」の二文字 ... 林 敦子
◆人権論を基礎からやり直そう ... 前田 朗
◆メディアから、「憲法で考える」 ... 丸山重威
◆戦後50年と戦後80年 ... 南 典男
◆永遠の「戦後」を願って ... 米倉洋子

■第4部■若手座談会「日本の民主主義をどうみるか」
 久保木太一/辻田 航/坪田 優/寺澤純香/中村紘己/山田大輔

●年表・この3年半の日民協のあゆみ
●資料・総もくじ(563・564号~599号)

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※461号、500・501号、563・564号は1冊2000円です。
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▶バックナンバー一覧はこちらから

相磯まつ江記念「法と民主主義賞」

 相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。

2024年 第20回「法と民主主義賞」
2023年 第19回「法と民主主義賞」
2022年 第18回「法と民主主義賞」
2021年 第17回「法と民主主義賞」
2020年 第16回「法と民主主義賞」
2019年 第15回「法と民主主義賞」
2018年 第14回「法と民主主義賞」
2017年 第13回「法と民主主義賞」

▶過去の法民賞はこちらから

その他の刊行物

「記録映画 日独裁判官物語」がDVDになりました!

復刻によせて

 このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
 この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
 この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。

2019年11月 日本民主法律家協会

記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫

●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞

頒価2000円

<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。


全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第4版 2004年8月10日発行

編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。


【参考】全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第5版 2010年12月10日発行

編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。