No.174の記事

社団法人日本将棋連盟 御中

私は将棋が好き。もちろん下手の横好き。
この20年誰とも対局はしていないが、クイズの一種として、「次の一手」問題を解くのが面白い。毎週2問出題の毎日新聞の紙上棋力認定テストでは、9週連続満点で10週目に1問の誤答。これで、200点満点の190点、5段位の申請資格があるという。
ところが、段位を授与する日本将棋連盟の会長が、あの米長邦雄である。
で、次の質問状を連盟に送った。
返事があれば、ご紹介する。

                   
 私は将棋愛好家のはしくれです。
 余暇に恵まれず対局の機会はほとんど持てないのですが、新聞の将棋欄やテレビでの観戦を楽しみにしています。当然のことながら、将棋愛好家の一人として、貴連盟の発展を祈念して已みません。
 しかし、不幸なことに、私は貴連盟の会長である米長邦雄氏には好感が持てません。婉曲な物言いを避けて率直に申し上げれば、虫酸が走るほどに大嫌いなのです。
 氏のアナクロニズムで品性に欠けた言動には以前から眉をひそめていましたが、在野から発言する限りでは「言論の自由の行使」であって、「虫酸が走るほど大嫌い」にはなり得ません。ところが、氏は石原知事から、教育に関する見識ではなくその蛮勇を期待されて東京都教育委員に起用されました。行政権力を行使しうる立場となった氏は、教育にも憲法・教育基本法にも無知・無理解のまま、教育現場を混乱させ萎縮させる尖兵として大きな役割を果たしました。「大嫌い」の所以です。
 近々米長氏が貴連盟会長の任期を終えるものと心待ちにしておりましたが、本日、あと1期・2年の続投が決まったとの報道に接しました。そこで、やむなく、次のお願いと質問を申し上げます。

 私は、貴連盟にアマチュア段位申請の予定です。毎日新聞の紙上段位認定テストに連続10週応募し、200点満点のところ190点を得て、規程のうえでは5段位までの申請資格があるとされています。その段位の免状に、連盟会長としての米長氏の署名を拒否したいのです。
 もう、ずいぶん昔のことですが、盛岡に住まいしていたころに、日本将棋連盟岩手支部の推薦で初段位の免状をいただきました。その免状には、大山康晴・中原誠・二上達也という、尊敬に値する3名の棋士のお名前が連署されており、感動したことを覚えております。
 しかし、尊敬に値しない米長邦雄氏署名の免状では感動の余地はなく、むしろ、不愉快極まるものと言わざるを得ません。一将棋愛好家の、「米長邦雄氏の免状では、まっぴらご免」の気持を汲んでいただきたいのです。
 棋風について好みの棋士や、尊敬する幾人かの棋士を特に選んでお願いという我が儘は申しません。米長氏でさえなければ、棋士のどなたの署名でもありがたく頂戴いたします。
 なお、もう一点のお願いがあります。免状における段位允許の日付の表記が平成という元号でされた場合には大きな違和感を禁じ得ません。初代天皇・神武の即位を元年とする「皇紀」という年号表記にも、当代天皇の即位を元年とする「元号」表記にも、どうしても馴染めません。
 将棋と天皇制とは何の関連性もなかろうと思います。ぜひとも、国際的に通用する西暦表示で、免状をいただきたいのです。

 以上の2点について、よろしくお願い申し上げ、承諾のご回答を得て、段位の申請手続きに及びたいと存じます。あらためて申し上げれば、
 (1) 段位の免状から、米長氏の署名を外していただきたい。
 (2) 免状の日付の表記を、元号ではなく西暦でお願いしたい。
 将棋愛好家として、貴連盟からの快諾のご返事をお待ち申し上げます。

 なお、この質問書と貴連盟からのご回答については、何らかの方法で公開させていただきますので、ご承知おきください。