2013年03月05日

オリンピック招致翼賛体制に「オブジェクション」

午後3時20分。千駄ヶ谷の東京体育館前。小旗を打ち振る人並みがズラリ。小学生、高校生、そして町内会のおじさん・おばさんたち。IOC評価委員による現地調査への歓迎パフォーマンスに動員された人々。
対峙してわれわれは、「2020東京招致にオブジェクション」派の圧倒的少数。

都知事選挙に関わった者として、東京オリンピック反対の行動には参加しなければならない。そう思っての呼び掛けに応じてのこと。革新都政をつくる会、新日本スポーツ連盟、自由法曹団東京支部などが、粘り強くよく頑張っている姿に励まされる。「オブジェクション」を100回叫んで、少しだけ溜飲を下げた。

現場では必ず揉める。
「こちらのイベントですから、邪魔をしないでくださいよ」
「あなたたちが歓迎の意思を表明する権利があるのとまったく同様に私たちにも反対の意思を表明する権利がある」「税金が使われているんだ。私の税金を使うイベントに黙っておられるわけがない」

「オーイ、高校生諸君。君たちは、軽いノリで動員されてきたようだが、東京オリンピック招致には絶対反対だという意見があることを知って欲しい」「東京オリンピックは、単なるスホーツイベントではない。むしろ、東京という都市をどう改造するかの問題なのだ」「はっきりいえば、金まみれ。誰かの儲けのためのオリンピックだ」「これを機会に東京の再開発に火をつける。環境は二の次」「さらに、国威発揚、ナショナリズム昂揚の舞台だ」「こんな金の使い方は間違っている。福祉・医療・教育、そして震災の復興にこそ足りない金を使うべきではないか」

妻がサポートしてくれる。
「家に帰って、お父さんお母さんと相談してみてちょうだい。オリンピックに税金使うのと、授業料を安くしたり、今足りなくて困っている保育園をたくさんつくるために税金使うのとどっちがいいかって」

何人かの女子高生が振り返って妻にニッコリした。「そうよね。私もオリンッピックより授業料安くなった方がいいわ」

ああ、今日来て良かった。オリンピック招致翼賛体制たいした強固さはないようだ。