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 第5回「法と民主主義」賞 2009年7月4日

■第5回「法と民主主義」賞選考委員

・委員長 北野弘久 (日本大学名誉教授)
・委員  広渡清吾 (専修大学教授)
・〃   小笠原彩子(弁護士)
・〃   奥田 正 (全司法OB)
・〃   鈴木正道 (司法書士)


■第5回「法と民主主義賞」受賞者の発表
 第5回の受賞者及び授賞理由は以下の通りです。


★「法と民主主義」賞
自衛隊イラク派兵差止訴訟弁護団
 「法と民主主義」2008年8/9月合併号に、弁護団を代表して田巻紘子弁護士が自衛隊イラク派兵違憲訴訟判決について報告しています。同判決は、航空自衛隊が行っている米兵等を輸送する活動はイラク特措法2条2項・3項、日本国憲法9条1項に違反すると明確に判示し、かつ平和的生存権の具体的権利性を認めました。この判決の獲得は、私たちの活動に希望と勇気を与えるものです。同時に日本のみならず世界の平和のために大きな力となるものです。
 よって、本賞を授与して顕彰いたします。


★「法と民主主義」特別賞
裁判員制度に関する論稿執筆者
(五十嵐二葉、米倉勉、渡辺脩、中原精一、立松彰、坂本修、周防正行、今村核、伊藤和子、小田中聰樹、本藤修、上口達夫、片山徒有、丸山重威、毛利正道)
 あたなたは、「法と民主主義」2008年4月号、5月号、6月号、10月号、11月号、12月号、2009年1月号、2/3月合併号等において、裁判員制度をめぐる問題点を指摘されました。日本司法の民主化を考えるうえにおいて、「国民の司法参加」が重要な意味をもつことは否定し得ません。現在、予定されている裁判員制度が果してそれに応えるものであるかについて、客観的に検討する必要があります。今後の日本司法のあり方を考えるうえにおいて、あなたの提示された所見は、貴重です。  よって、本賞を授与して顕彰いたします。


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