「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。
●特集のリード(PDF) ●時評(PDF) ●ひろば(PDF)
特集●刑事司法改革の再構築
◆特集にあたって ... 日民協司法制度委員会委員長・新屋達之
◆刑事司法改革の再構築 ... 新屋達之
◆人質司法と裁判官の責任 ── 大川原化工機事件を素材として ... 佐藤元治
◆新たな捜査手法 ... 内藤大海
◆取調拒否権の新展開 ── 黙秘権と弁護権の再構成のために ... 前田 朗
◆捜査弁護の課題 ── 圧倒的な格差の中での捜査弁護と
刑事訴訟法理論の重要性 ... 戸舘圭之
◆司法機能の適正化と弁護理論 ... 春日 勉
◆調書裁判は変わったか、「司法面接」による
新たな調書裁判の可能性は ... 伊藤 睦
◆日本刑法における性犯罪規定の改革と「女性に対する暴力」(上) ... 谷田川知恵
◆死刑事件における裁判の諸課題 ... 丸山泰弘

◆特別掲載●改憲問題対策法律家6団体連絡会主催 院内集会(25・6・9参議院議員会館)より
トランプ政権で問われる日本の安全保障 ... 柳澤協二
◆連続企画・憲法9条実現のために(61)
安保法制違憲訴訟の現状と裁判所の姿勢 ... 北澤貞男
◆追悼●上条貞夫弁護士を悼む ... 井上幸夫
◆司法をめぐる動き〈106〉
・警察・検察の不正を断罪した福井事件再審公判無罪(控訴棄却)判決の意義と課題 ... 吉川健司
・9月の動き ... 司法制度委員会・町田伸一
◆メディアウオッチ2025●《高市政権とは何か》
「タカ派」「反民主主義」ということ ジャーナリズムの自覚と表現を ... 丸山重威
◆とっておきの一枚 ─シリーズⅡ─〈№39〉
「ねーねー」ぼくは82歳になったさぁ ... 瑞慶山 茂先生×佐藤むつみ
◆インフォメーション
第55回司法制度研究集会のご案内
◆時評●刑法における軍国主義・超国家主義とは何か? ... 本田 稔
◆ひろば●愛知からの改憲NO!── 自己紹介とご挨拶 ... 中谷雄二

相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。
・2025年 第21回「法と民主主義賞」
・2024年 第20回「法と民主主義賞」
・2023年 第19回「法と民主主義賞」
・2022年 第18回「法と民主主義賞」
・2021年 第17回「法と民主主義賞」
・2020年 第16回「法と民主主義賞」
・2019年 第15回「法と民主主義賞」
・2018年 第14回「法と民主主義賞」
・2017年 第13回「法と民主主義賞」
復刻によせて
このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。
2019年11月 日本民主法律家協会

記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫
●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞
頒価2000円
<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。
編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。

編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。