「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。
●特集のリード(PDF) ●時評(PDF) ●ひろば(PDF)
特集●「楽しくない!日本」はごめん
石破政権の政策を問う
◆特集にあたって ... 編集委員会・小沢隆一
◆国民のための税財政 ―― 消費税減税をおおいかくす103万円の壁 ... 浦野広明
◆格差と分断の財政から平等と連帯の財政へ
── 新自由主義からの脱却を! ... 二宮 元
◆軍拡財政で繁栄する戦争ビジネスと脅かされる平和・生活・経済
── 利権独占する米日軍需大企業 ... 山田博文
◆命とくらしを守る国土交通行政へ ―― 市街地に「大穴」をあけるな! ... 岩見良太郎
◆行き詰まった核燃料サイクルと核のゴミ問題 ... 奥村 榮
◆分断と対立ではなく、国民のための医療・社会保障を
── 全世代型社会保障改革をふまえて ... 長友薫輝
◆「令和の米騒動」の深層
── 国内生産を抑制し、輸出米振興し、輸入米で埋める愚 ... 鈴木宣弘
◆ふたつの災害と人権 ── 能登・石川からの発信① ... 浦 秀一
◆能登半島地震と住み続ける権利・人権 ── 能登・石川からの発信② ... 井上英夫
◆連続企画・学術会議問題を考える(23)
民主主義の危機を訴え、参議院で廃案に! ... 小寺隆幸
◆特別寄稿
韓国の法曹一元の現段階 ... 李 京柱
◆司法をめぐる動き〈104〉
・逃げた多数意見、輝く反対意見
── 「復員」業務から見た国による靖國神社への戦死者情報の提供 ... 内田雅敏
・4月の動き ... 司法制度委員会・町田伸一
◆連続企画・憲法9条実現のために(60)
砂川事件の教訓と文化力・相互信頼による平和維持 ... 吉永満夫
◆トピックス
ハラスメント法改正に向けて ── ジェンダー法学会「仕事の世界におけるハラスメントの
禁止規定等を求める理事会声明」について ... 内藤 忍
◆メディアウオッチ2025●《失言と本音》
「言ったこと」の意味、背景と思想 求められる「歴史的」視点 ... 丸山重威
◆とっておきの一枚 ─シリーズⅡ─〈№37〉
徹底的に調べ、考え続ける ... 末浪靖司さん×佐藤むつみ
◆改憲動向レポート〈№68〉
支離滅裂な改憲五会派の主張が白日の下にさらされる憲法審査会 ... 飯島滋明
◆特別企画●〈阪口徳雄氏を悼む〉
・阪口徳雄君を追悼する ... 梓澤和幸
・追悼 社会派弁護士・阪口徳雄さんの闘い「それやったら、おもろいやんけ!」 ... 上脇博之
◆インフォメーション
◆時評●司法は安倍政権のデタラメな生活保護基準引下げを違法と判断できるか ... 志田なや子
◆ひろば●核のない平和な世界をみんなでつくる ... 黒澤有紀子
相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。
・2024年 第20回「法と民主主義賞」
・2023年 第19回「法と民主主義賞」
・2022年 第18回「法と民主主義賞」
・2021年 第17回「法と民主主義賞」
・2020年 第16回「法と民主主義賞」
・2019年 第15回「法と民主主義賞」
・2018年 第14回「法と民主主義賞」
・2017年 第13回「法と民主主義賞」
復刻によせて
このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。
2019年11月 日本民主法律家協会
記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫
●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞
頒価2000円
<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。
編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。
編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。